テラコッタ(陶器)
TERRACOTTA
土そのものを感じさせる力強い表情、肌に吸い付くような滑らかな質感、モダンな彫刻を思わせる佇まい……そんな豊かな表現をかなえ、ドマーニの根幹をかたちづくる素材が陶器です。彼らの陶器づくりは採土場からスタートします。多くのプランターメーカーはすでにでき上がった粘土を購入して製品をつくりますが、ドマーニはまずヨーロッパ各地の採土場に足を運び、自分たちの製品に適した土から吟味するのです。
そうして選び抜いた土にカオリン(白っぽい鉱物)や鉄分、顔料などをブレンドして11種類もの粘土をつくり出し、それぞれのコレクションに合わせて使い分けています。陶器の表面にかける釉薬もまた長い年月をかけて開発し、独創的な色彩と、マットなものから金属のような光沢があるものまで幅広いテクスチュアを実現。こうして美しく奥行きがあるプランターをつくり上げているのです。
また、どこまでも実用性を追求し、たとえばアウトドア用のプランターは氷点下でも凍って割れないよう、陶器に含まれる水分量を3〜4%に抑える焼成技術を開発。その昔、ワインの熟成樽に用いられた「アンフォラポット」の特殊な製作技術を取り入れ、防水性の高い粘土を生み出すなどして、耐候性や耐久性をかなえています。陶器は先史時代から器や祭具、芸術品、建材などに使われてきた伝統的な素材。その伝統へ敬意を払いながらも、彼らの斬新なアイデアと尽きることのない探究心を重ね合わせることで、人々を驚かせる製品を届けているのです。
楽焼き
RAKU
細で落ち着いた表情を描き、一つとして同じものがない貫入(ひび)入りの陶器。ドマーニを特徴付けるそのデザインは、16世紀の日本の茶器である「楽焼き」を基にしながら、独自の製法で生み出しています。貫入は、釉薬と土の収縮比率の違いから起きるものです。ドマーニでは楽焼きのためにブレンドした粘土を型に入れて成型し、まずは低めの温度で素焼きをしてから釉薬を厚く施してしっかりと乾燥させます。次に楽焼き専用の小さなオーブンでオレンジ色になるまで熱し、職人の目と手で一つひとつのタイミングを見計らって、隣に用意されたおがくずのなかに入れるのです。急激に温度が下がるその瞬間、大きな火柱が上がるとともに、釉薬には無数の筋が入ります。その後、数日をかけてゆっくりと冷まし、丁寧に煤を拭き取ると、美しい貫入が現れるのです。楽焼きの表情は人が作為的につくり出せるものではなく、粘土や釉薬、炎、空気、そして職人の技術などの相互作用によって偶然に生まれるもの。予測や制御が難しいところに、唯一無二の美しさが宿っています。
COLLECTIONS
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OUTDOOR(INDOOR)
底穴のある仕様で屋外での使用にも適しており、陶器に含まれる水分量を抑える焼成技術により、氷点下の環境にも耐える耐候性を備えています。室内・屋外を問わず、植物と空間に調和するプランターコレクションです。